春の歓迎会に関する意識調査|約70%がストレス、その理由とは?

この度、BEYOND FREEでは「春の歓迎会に関する意識調査」と題して、出会いが増える春にちなんで、多数の初対面の方との食事に関する意識調査を実施いたしました。

その結果、食事に関する制限のある方のうち、それが理由で食事会がストレスだと感じている方が68.6%にのぼることが判明。本記事では意識調査の詳しい結果と共に、食物アレルギーのある方等、食事に関する制限のある方がこの時期に抱えやすい悩み・想いを探ってまいります。

ぜひ食事に関する制限のある方もない方もチェックしてみてください。

 

調査概要

【調査名】 春の歓迎会に関する意識調査
【調査手法】 インターネット調査
【調査時期】 2024年3月18日~26日
【調査対象】 日本国内在住20-60代男女 計800名
 1.食事に関する制限のある方 600
①食物アレルギーを保有されている方 408名
②動物性食品を控えている方     300名
(※①且つ②の方 108名を含む) 
2.食事の制限がない幹事経験者の方 200

意識調査の結果は?

食に関する制限のある方の68.6%が食事会に対して「ストレスを感じている」ことが判明

 
 
食に関する制限のある方のうち68.6%の方は、ご自身の食事に関する制限を理由に、初対面の方が集まる食事の際に「ストレスを感じる」と回答。食物アレルギーのある方では63.5%の方が、動物性食品の摂取を控えている方だけの調査では81.7%の方が「ストレスを感じる」と回答しました。
 

ストレスを感じる理由 第1位は 「食べられるものがない/少ないから

 
 
ストレスを感じる理由として46.8%と最も多く回答が集まったものは「食べられるものがない/少ないから」。次点で、30.8%の方が「アレルゲンフリーメニュー・ヴィーガンメニューのクオリティや安全性が不確かであるから」と回答しました。食事会で提供される食事やお店に対する不安や悩みが顕著になる一方で、25.2%の方は「同席者が食事制限について理解してくれないから」といった多数の初対面の方から受ける印象に対しても「ストレスを感じている」ことが伺えました。また、71.5%の方は食事会で食べられないものがあった際に周りの人に気づかれないよう「そっと食べない」ことがあるという回答もありました。

動物性食品の摂取を控える方の75.4%が食に関する制限を理由に食事会を「断ることがある」、また77.0%は「公表することで今後食事に誘われなくなると感じている」と判明

 
 
動物性食品の摂取を控えている方の75.4%がご自身の食事に関する制限を理由に食事会を断ることがある、77.0%の方が「公表することで今後食事に誘われづらくなると思う」と回答しました。また、食事会参加者にご自身の食事に関する制限を伝えにくい/公表しづらいと感じる理由として、43.1%が「気を遣わせたくない」、44.8%が「公表した後に説明するのが面倒だから」と回答いたしました。(複数回答有)
トピック②の回答と同様に、食事に関する制限のある方は、食事会参加者から自身がどのように見られているかを気にしており、結果として多数の初対面の方との食事会に参加しづらくなっている状況が伺える結果となりました。
 

幹事経験者の83%がお店を選ぶ際に「参加者の食事に関する制限」に配慮できていないと判明

 
 
本調査では、食事に関する制限がなく、これまで食事会の幹事を経験したことがある方にも調査を実施。幹事経験者の約70%以上の方は、お店を選ぶ際「価格帯」「お店の立地」「提供メニュー」に気を遣っている一方で、「参加者の食に関する制限」に関しては、83%の方が気を遣っていないことが判明いたしました。

 

BEYOND FREEの想い

BEYOND FREEEでは、食のバリアフリー化を目指し、様々な活動を通じて、ご自身の体質や主義・信条等を理由に食に関する制限がある方との対話を行なっております。

今回の記事では、食事に関する制限を持つ方の春シーズンのお悩みに触れていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

今後も引き続き、食にまつわるさまざまな”カベ”を壊す取り組みを実施できるよう活動を続けてまいります。ぜひホームページやSNSで最新の活動をチェックしてみてくださいね。